子育てが面白くなる本パート②/モンテッソーリ教育本

育児

今回は前回に続き、最近読んで良かった本の紹介をさせて頂きます。

ほめたり、叱ったりなど、子育てって本当に難しいですよね。

イライラしてしまったり、うまく声をかけられない日もあったりして

”寝顔を見て反省する”なんて経験はほとんどのママが経験済みじゃないでしょうか。

かといって、ほめる時も「すごい!」「賢い!」を連呼してしまったり。笑

試行錯誤の毎日です。

そんないつも育児を頑張っているママたちに

少しでも参考になれば程度のものです。

あくまでも、こういう風にやってみようかな程度で見て、

自分のできていないところに目を向けないようにしましょうね。笑

「ほめ方 叱り方」 著者:島村 華子さん

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方( 3歳 ~ 12歳 の子ども対象) [ 島村華子 ]

価格:1,650円
(2021/2/28 15:40時点)
感想(8件)


前回に引き続き、モンテッソーリ教育に基づいて書かれた本です。

こちらの本は中田のあっちゃんさんも自身のYouTubeで取り上げられています!

最近よくインフルエンサーの方も取り上げられている人気の本です!

【子供のほめ方しかり方①】自分でできる子に育つ教育術(How to Praise and Correct Children's Behavior)
この動画の前編・後編はこちら中田敦彦のWebコミュニティ「PROGRESS」はこちら中田敦彦のトークチャンネルはこ...
【子供のほめ方しかり方②】親の声かけ次第で子供は変わる(How to Praise and Correct Children's Behavior)
この動画の前編・後編はこちら中田敦彦のWebコミュニティ「PROGRESS」はこちら中田敦彦のトークチャンネルはこ...

そもそもモンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。

「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。

歩くことを教えなくても、歩こうとしたり、積極的に環境に関わりながら

様々な事柄を吸収していったりする姿は、子ども自身が自立に向かって、

成長・発達していこうとする姿のあらわれといえます。

この内在する力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、

子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していきます。

モンテッソーリ教育の目的

モンテッソーリ教育の目的は、

「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。

その目的を達成するために、モンテッソーリは子どもを科学的に観察し、

そこからえた事実に基づいて独特の体系を持つ教具を開発するなどして教育法を確立されてきました。

その教育法の確かさは、現代の大脳生理学、心理学、教育学などの面からも証明されています。

100年以上経った今でも時代や文化の違いを超えて世界中で支持され、

現在世界140以上の国にモンテッソーリ実践園が存在しているといわれています。

そしてその実践の中から世界をリードする人々が数多く育ってきています。

要は、モンテッソーリ教育とは「子どものやりたい意志」を尊重し、

興味を持ったことをとことんやらせる教育法です。

モンテッソーリ教育を受けてきた有名人

・藤井聡太(プロ棋士)

・ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)

・ラリー・ペイジ(Google開発者)

・セルゲイ・ブリン(ラリー・ペイジとGoogleの共同開発者)

・マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)

・ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)

・バラク・オバマ(元アメリカ合衆国大統領)

何度見てもすごい顔ぶれですね!笑

本を読んでみて簡単な感想

普段、何気なく声をかけていることが

こんなにも大きな影響を与えてしまうのか

と思わせられる本でした。

特に時代のせいも多少あるかもしれませんが

「ヤバイ、天才、さすが…」

と並べがちです。。笑

そういったニュアンスな言葉を出来る限り使わずに

具体的にフィードバックしていかないと

子どもにはなかなか伝わりにくいのだなと思いました。

”そんな風に思って言ったつもりじゃない”

のように勘違いを生んでしまわないように

一言で片付けないコミュニケーションが必要だなと思いました。

本の目次

第1章 親の声かけ次第で、子どもは変わる

第2章 自分でできる子に育つほめ方

第3章 自分でできる子に育つ叱り方

第4章 子どもとつながる聞く習慣

第5章 こんなとき、どうすればいい?Q&A

おわりに

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方( 3歳 ~ 12歳 の子ども対象) [ 島村華子 ]

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感想(8件)


このような流れで書かれています。

特に印象に残った部分をピックアップしてみます!

特に印象に残っているほめ方

3種類のほめ方

ここでいきなり質問です!

この中で1番効果的なほめ方はどれでしょう?

① おざなりほめ( perfunctory)

どういうところがどういうふうによかったのか具体性に欠ける、中身のない表面 的なほめ方をする

「 すごいね!」「 上手!」

② 人中心ほめ( person focus)

性格( 優し さ・気遣い など)・能力( 頭の良 さ・足の速さなど)・外見(顔・体形など)といった、

表面上の特徴を中心に ほめる

「優しいね」「頭がいいね」「かわいいね」

③プロセスほめ(process focus

努力・過程・試行錯誤した手順を中心にほめる

「がんばって最後までやりきったね」「失敗してもあきらめなかったね」「いろんな方法を試したね」

答えは③が一番効果的とされているほめ方です。

①、②がよくない理由

ほめられることがゴールとなり、ほめられないと自信が持てず、

外部からの承認でしか自分の価値を見出せなかったり、

周囲からの評価が下がることを恐れ、失敗を避けるためチャレンジ精神が低下してしまうようです。

またもともと好きでやっていたことに対しても、「すごい!」「上手!」とほめ続けていると、

ほめられたいだけに行動をしてしまい、やっていたことに興味がなくなってしまう可能性もあるようです。

ほめるときの3つポイント

①成果よりプロセス(努力・姿勢・やり方)をほめる

②もっと具体的にほめる

③もっと質問する

プロセス、やり方を工夫した点などに言及し、励ましてあげることが大切で、

具体的にフィードバックをすることでモチベーションの向上につながるそうです!

大切なのは、あくまで子供がどう感じたかということ。

また、子供に質問するときは、yes/noで答えられる質問ではなく、

会話のキャッチボールができるような自由回答形式の質問をするのが良いそうです。

特に印象に残っている叱り方

叱るときの4つのポイント

①「ダメ!」「違う!」をできるだけ使わない

②結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

③好ましくない行動の理由を説明する

④親の気持ちを正直に伝える

①「ダメ!」「違う!」をできるだけ使わない

子供は「ダメ」「やめて」「違う」といった言葉を聞き続けていると、

戦闘モードに入り、フラストレーションが爆発しやすい状態になるそうです。

(ただし、危険ことをしようとした時は「ダメ!」と叱ることはOK)

まずは、「ダメ!」と口走る前に、

「そうだったんだね」「~したかったんだね」と肯定の言葉からはいります。

子供が何をしたかったのか、何を言いたかったのかを理解し、

ありのままの受け入れたうえで手を差し伸べることが重要だそうです。

②結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

上手な褒め方と同様、努力やプロセスに目を向けることが大切。

「次はどんな方法でしたらもっと学べるかな?」と、

結果に至るまでの努力ややり方について具体的にフィードバックをしてあげると良いようです。

③好ましくない行動の理由を説明する

理由を説明せずに、一方的に叱ると子供には叱られたという事実だけが残り、

自分の誤った行動を振り返る機会がなくなるそう。

しかし、自分の行動の何がいけなかったのか、その行動が他の人にどんな影響を与えるのか

というモラルに焦点を置きながら、具体的に説明することで、

相手を思いやる気持ちが生まれてきます

④親の気持ちを正直に伝える

外出前になかなか支度をしてくれない子供に対して、

「朝、時間通りにおうちを出られたら、ママは安心するんだけどな~。

つぎからは時間通りに家を出られるようにがんばってみようか?」と

「わたしメッセ―ジ(行動+感情+影響+提案)」を伝えると良いとされています。

「私」自身の気持ちを中心に、自分自身がどう感じ、

その理由はなにであるかということを伝えながらコミュニケーションをとると子供には効果的だそうです。

反対に、「あなたが朝ダラダラしていたから遅れた」など相手中心の

「あなたメッセージ」のコミュニケーション方法は、

攻撃的になったり、言い訳しやすくなるので注意が必要ということでした。

まとめ

・ほめる時はプロセスをほめる

・ほめる時は具体的にほめる

・ほめる時は工夫した点など子どもから引き出してほめる

・叱る時は「ダメ!」「違う!」をできるだけ使わない

・叱る時は結果ではなく、努力やプロセスに目を向ける

・叱る時は好ましくない行動の理由を説明する

・叱るときは「わたしメッセ―ジ(行動+感情+影響+提案)」で親の気持ちを正直に伝える

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方( 3歳 ~ 12歳 の子ども対象) [ 島村華子 ]

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感想(8件)

ほめ方、叱り方に悩んだ時は

一度参考にしてみてください!

子どもと一緒に成長できるように

今日も頑張りましょう!!

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